叶神社は、神奈川県横須賀市の浦賀湾を挟んで向かい合う「東叶神社」と「西叶神社」の二つの神社からなる、全国でも珍しい神社です。
創建は養和元年(1181年)と伝えられ、源氏の武将である文覚上人が京都の石清水八幡宮を勧請したことが始まりとされています。
古くから浦賀港を見守る守護神として、航海安全や漁業繁栄を願う人々の厚い信仰を集めてきました。
「叶」という名前には「願いが叶う」という意味があることから、現在では関東屈指の願掛け神社として全国的に人気を集めています。
特に有名なのが、東叶神社で授かる「勾玉(まがたま)」と、西叶神社で授かる「勾玉守り袋」を合わせて一つのお守りを完成させる風習です。
二つの神社を参拝して初めてお守りが完成することから、「願いを最後まで成し遂げる」という意味が込められています。
東叶神社と西叶神社の間は浦賀湾で隔てられていますが、「浦賀の渡し」と呼ばれる渡船を利用すると、わずか数分で行き来できます。この渡船は約300年の歴史を持ち、現在も市民の足として活躍しています。船に乗って両方の神社を巡る参拝は、横須賀ならではの特別な体験として人気があります。
また、境内からは浦賀湾や東京湾を望むことができ、海辺の美しい景色と静かな雰囲気も魅力です。
縁結び、恋愛成就、開運招福、仕事運、合格祈願など幅広いご利益があるとされ、年間を通して多くの参拝者が訪れます。歴史ある港町・浦賀の文化と海の風景、そして「願いを叶える」という特別な信仰が息づく叶神社は、湘南・三浦半島を代表する人気の神社となっています。
住所(東叶神社)
〒239-0822
神奈川県横須賀市浦賀2丁目21番25号
※叶神社は「東叶神社」と「西叶神社」の二社で一つの信仰を形成しています。一般的には東叶神社が代表的な参拝口として案内されることが多いですが、両社を参拝することで願いが叶うと伝えられています。

















