島根県出雲市に鎮座する長浜神社は、『出雲国風土記』に記された壮大な「国引き神話」の舞台として知られる古社です。
創建年代は明らかではありませんが、奈良時代にはすでに存在したと伝えられ、古くは「出雲社」「妙見社」と称され、現在も出雲屈指の歴史を誇る神社として篤い信仰を集めています。
主祭神は、出雲の国土を広げた神・八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)。海の彼方から土地を綱で引き寄せて出雲を築いたという神話から、「運を引き寄せる」「勝利を引き寄せる」神様として親しまれています。
境内には、出雲流の大しめ縄や三社鳥居、夫婦円満や安産祈願で人気の夫婦石、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に加藤清正らが戦勝祈願を行い、片桐且元が弓を掛けたと伝わる「弓掛けの松」など、歴史を感じる見どころが点在します。
さらに、静かな杜を歩けば、神話の世界に迷い込んだような神秘的な空気に包まれるでしょう。出雲大社とはひと味違う、悠久の神話と武運・勝運の歴史が息づく長浜神社は、出雲旅でぜひ訪れたい隠れた名社です。
住所
〒693-0041 島根県出雲市西園町上長浜4258





