島根県出雲市に広がる稲佐の浜は、日本神話の舞台として知られる、日本屈指の神聖な海岸です。
『古事記』や『日本書紀』に描かれる「国譲り神話」の舞台とされ、建御雷神(たけみかづちのかみ)が天照大御神の使者としてこの浜に降り立ち、大国主大神と国譲りの交渉を行ったと伝えられています。
その歴史と神話が織りなす神秘的な景観は、日本遺産「日が沈む聖地出雲」の構成文化財にも選ばれています。
稲佐の浜最大の見どころは、海岸にそびえる弁天島です。島には豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る小さな祠が鎮座し、夕日に照らされる姿は幻想的な美しさを見せます。
また、旧暦10月(神在月)には全国八百万の神々を迎える「神迎神事」が執り行われる神聖な場所としても有名です。
この浜の砂は、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)で御砂と交換する風習があり、多くの参拝者が神聖な砂をいただくために訪れます。
神話の世界と雄大な日本海の絶景が調和する稲佐の浜は、出雲を訪れたならぜひ足を運びたい特別な聖地です。
住所
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築北2711





